高校・国語科はアクティブラーニングによってどう変わるのか!?

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アクティブラーニングが推進されています。学習指導要領案では、「アクティブラーニング」のことばは消えましたが、その重要性は薄れていません。今回の記事では、高校におけるアクティブラーニングを取り入れることによって、高校の国語の授業はどう変わるのかについて考えたいと思います。
アクティブラーニング

生きる力を養うためのアクティブラーニング

学校教育におけるキーワードは「生きる力」です。自分の意思で思考、判断、行動し、自分の学びに責任を持てる学習者の育成が唱えられています。高校の国語科の授業も、その「生きる力」を育成するために組み立てられなければなりません。そのためには学習者の主体性・協同性・創造性というアクティブラーニングの柱が重要になってきます。従来のような、座学のみに焦点を置いた授業ではなく、他者と交流し、意見を共有することによって、「共感能力」のような情感を養うことが目指されています。そのために、国語の教科書を個人で読むのみならず、そのメディアを通じて、何を感じたかを他の学習者と共有することが目標とされています。従来、国語の授業というのは、教師側の解釈に学習者を近づけようというところが重点化されていたかもしれません。しかしながら、アクティブラーニングでは、教師側は解答を持っているものの、学習者の自由な発想を重視し、意見を表出させ、それを他の学習者とすり合わせることが大切になってきます。社会に出て、答えがわかっている問題に取り組むことは、むしろ少ないです。答えのない中で、いかに適切な道を探るか、その思考力が重視されるのが社会です。よって、国語科のアクティブラーニングでも、学習者は未知の問題に対して、自分なりの思考力を働かせ、それを他者と協力することによって洗練させる体験を多く行うことが肝要になってきます。そして、それをプレゼンテーションなどの形式で、他者に提示することも必要なことです。アクティブラーニングの柱である主体性・協同性・創造性はこのように育まれ、生きる力が育まれるのです。
生きる力
今回は国語科のアクティブラーニングが従来の国語科の授業をどのように蘇らせるかについて考えてきました。教師に必要なことは、「10年後の学習者に語りかける」ことです。今・ここにだけ視点を置くのではなく、10年後、学習者にどのような大人になってほしいかという、長いスパンで教育を行う必要があります。アクティブラーニングはその一助になるのではないでしょうか?