高校における家庭科のアクティブラーニングの事例

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消費問題に関するアクティブラーニングの事例

平成24年1月に文部科学省が発表した「高等学校学習指導要領 家庭編」の第2章 各科目、第4節 消費生活には、「経済社会の変化と消費生活,消費者の権利と責任,消費者と企業や行政とのかかわり及び連携の在り方などに関する知識と技術を習得させ,持続可能な社会の形成に寄与するとともに,消費者の支援に必要な能力と態度を育てる。」という目標が掲げられています。これを踏まえ、「経済生活分野」におけるアクティブラーニングの事例をご紹介致します。

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本分野の学習は全5単元とし、「1収入と支出について(2単元)」、「2契約について(1単元)」、「3悪徳商法について(2単元)」の3つの柱で学習を行います。「1収入と支出について」では、モデルとする給与明細とあえて収入よりも超過したひと月の支出を提示します。赤字の解消を目的としたグループ討論を行うことにより、個人での改善が可能な箇所と不可能な箇所があることを学習していきます。また、グループ内での討論の結果を発表することにより、内容をクラス全体で共有し、収入と支出について整理します。

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「2契約について」では、消費者保護の制度を紹介し、契約後の解消や取り消しを行うことは可能ですが、まずは安易に無理な契約を結ばないこと、契約の締結は順守しなければならないことを確認します。「3悪徳商法について」では、9種類の悪徳商法を簡単に説明し、各グループに振り分け、グループ毎にシナリオを作成し、ロールプレイの発表を行います。発表の後には、悪徳商法の特徴や対処法等をまとめ、理解します。近年の消費者トラブルは社会人になってからだけではなく、高校生においても無縁ではなく、むしろ社会経験が乏しい高校生だからこそトラブルに巻き込まれる可能性もあります。実際にだます手法、だまされない方法を考えることにより、現実問題として考えていける様に支援していきたいと考えます。以上が高校における家庭科のアクティブラーニングの事例でした。