英語科のアクティブラーニングを生み出すには!?

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アクティブラーニング(主体的な学び)が推進されていますが、もちろん、学校教育においては、アクティブラーニングが推進される以前より、ペアワークやグループラークは行われていました。今回は英語科でアクティブラーニングのような活動を生み出すにはどうすれば良いかについて考えます。
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英語科のアクティブラーニングを生み出すには!?

英語でアクティブラーニングを行うにはどうすればよいのでしょうか?英語とは言うまでもなく言語です。言語を学ぶことは、まず言語を大切にすることから始まります。稚拙で辛口な言語使用ばかりする大人を見たら、自分の学習者にはあのような言語使用をしてほしくないと思うことでしょう。まずは言語を大切にし、言語の持つ深さ、面白さ、そして怖さを学習者に実感させる必要があります。そのために、英語の形式と意味を学ぶ必要があるのです。英語の形式については統語論、意味については意味論がくわしいです。そして、実際に英語を使用するところまで持っていく必要があります。これは語用論がくわしいです。英語を使用して、実際のコミュニケーションを体感させることが狙いです。このとき、英語の文法項目にこだわらず、自由な英語使用を行わせるべきだという意見もあるようですが、いきなり「英語を使え!」と言われても、学習者は混乱するだけです。教育と放任は異なります。この文法項目を使用すれば、このような世界が開かれるということを学習者に実感させることが大切です。その際、学習者が将来どのような英語の言語使用を行うかについて考える必要があります。これは教師の英語による言語経験が重要になってきます。教師自身が英語を使用していて、こんな場面で困ったなどの失敗談などをベースに、学習者にどんな言語使用を行わたいかを考えるのです。中には自分の失敗を棚に上げて、人の批判ばかり行う教師もいるようですが、教師に自己の省察は重要です。そして、最終的に「学習者にこんな風に育ってほしい」という希望を持つのです。これが指導計画の最終的なゴールです。もちろん、中学校3年間、高校3年間の授業のみでは、学習者にすべてを伝えるのは不可能です。10年後、学習者が「あのとき、〇〇先生が言っていたことはああいうことだったのか……」と思わせて、はじめて授業は完了するのです。10年かけて授業が完了することだってありうるのです。
学習
教育は短絡的な見通しではなく、長いスパンをかけて実行する必要があるのではないでしょうか?学習者は「今・ここ」が全てではありません。人間は変化するものです。この「変化」を楽しめないと教育の仕事を行うのは適正ではないのかもしれません。アクティブラーニングはこのような壮大な願いを込めて、実行させられなければなりません。アクティブラーニングは教師と学習者の夢の懸け橋なのです。