保健体育科のアクティブラーニングの事例

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保健体育科のアクティブラーニングの事例

体育科の授業におけるアクティブラーニングで目指したい子どもの姿は、子どもたち自身が、「こんなふうにできるようになりたい」という願いを持っている、そして、その願いに向けて友だちと力を合わせながら、自らの体の動きを調整できるようになっていく、そんな姿です。

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体育科の授業で扱われる器械運動の領域では、台上前転という跳び箱運動の技があります。このアクティブラーニングの事例では、子どもたちに、技が成功するためのポイントを考えさせることが大切になります。台上前転とは、跳び箱の上で前転し、着地する技ですが、体が上がらず跳び箱の上で前転ができなかったり、前転をするときにまっすぐ回れず横にそれてしまったりする児童がいます。そのときに、うまく回れている児童と比べてどのような違いがあるのかを、子どもたちに見比べさせ、技のポイントを考えさせるのです。

例えば、体が台上まで上がらない子は、回るときに頭の後ろではなく頭のてっぺんをついている、踏み切るときに腰が頭より上の位置に上がっていないなどの原因が考えられます。そのため、頭のつき方や腰の位置に着目させ、見比べることで、体を上げるためのポイントがわかります。また、まっすぐ回れない原因として、両足で踏み切っていない、手をバラバラについているなどがあります。これも踏み切るときの足や跳び箱への手のつき方に着目することで、まっすぐ回るためのポイントを理解することができます。苦手な児童に配慮して、うまくいっていない例は教師がやってみせてもよいでしょう。

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このように、子どもたちにポイントを見つけさせることで、「なんとなくできた」ではなく、ここに気をつけて技にチャレンジしようという主体性を持ち、練習に取り組ませることができるのです。以上が保健体育科のアクティブラーニングの事例でした。