中学校・英語科のアクティブラーニング事例(明日の授業で使えるゲーム集⑱)

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アクティブラーニングが導入されることになって、現場の教師の方々はさらに多忙の日々を極めていることかと思われます。今回の記事では、中学校における英語科のアクティブラーニングの事例として、明日の授業で使えるゲーム集を文法項目別に取り上げたいと思います。この記事が、明日の授業に悩まれる教師の方々の一助になれば、これ以上の喜びはありません。今回は関係代名詞を中心に取り上げます。
学習者

伝言ゲーム

このシリーズも今回で最終回です。今回取り上げる文法項目は関係代名詞です。関係代名詞は、先行詞である名詞を説明し、後置修飾で代名詞の働きを行うものです。これを使って、これまで何度も取り上げてきた伝言ゲームの集大成を行うことができます。まずは学習者を列ごとにチームにならせ、2番目以降の学習者には後ろを向かせます。黒板に物やキャラクターなどの名前を書き、それを前から後ろに伝えていくというゲームです。このとき、その名前は絶対に行ってはいけません。例えば、「犬」だったら、「an animal which barks a lot」などと、関係代名詞を使用して、物やキャラクターの説明を行います。最後の学習者が黒板に書いてあった名前を言えたら成功です。列ごとで慣れてきたら、ペアーでこのアクティビティを行わせてもよいでしょう。前後の学習者をペアーにならせ、前の学習者が後ろの学習者に伝え、終わったら役割を交代します。関係代名詞が使用される言語使用場面とは、物の名前などが分からない場合のパラフレーズの際に使用されることが多いものです。その将来の学習者の言語使用の練習に最適なアクティビティです。
学習者
アクティブラーニングにおける言語活動とは、実際のコミュニケーションに即した言語活動でなくてはいけません。将来、学習者がどのような英語の言語使用を行うかを想定して、「こんな学習者に育ってほしい」という希望をベースに、活動は組み立てられなくてはいけません。アクティブラーニングを本格的に導入するとすれば、かなり時間と労力がかかりますが、普段の授業にペアーワークなどを取り入れることによって、アクティブラーニングの実現は可能です。アクティブラーニングを単純肯定/単純否定するのではなく、その「可能性」を探っていくのが教育者の責務ではないでしょうか?