中学校・英語科のアクティブラーニングの事例(明日の授業で使えるゲーム集④)

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アクティブラーニングが導入されることになって、現場の教師の方々はさらに多忙の日々を極めていることかと思われます。今回の記事では、中学校における英語科のアクティブラーニングの事例として、明日の授業で使えるゲーム集を文法項目別に取り上げたいと思います。この記事が、明日の授業に悩まれる教師の方々の一助になれば、これ以上の喜びはありません。今回は否定文・疑問文を中心に取り上げます。
学習者

するの? しないの? ゲーム

このゲームはペアーで行います。まず、学習者にワークシートを配布し、それぞれの日課を日本語で書かせます。次に、それを英語で書かせます。その英文が暗唱できるようになってからゲームのスタートです。ペアーでお互いの日課について探ります。「Do you go to juku?」などと聞き、「Yes, I do.」、「No, I don’t.」などと答えます。このとき、質問する側は10回聞けるなど、回数を設定しておきます。YESの答えが引き出せた回数を記録しておきます。その回数が多いほど、そのペアーはお互いのことをよく知っていたという意味になります。これは疑問文を使用することが中心ですが、「Do you like TV?」などと聞き、相手は「No. I don’t like TV.」などと文で答えさせれば、否定文を用いることもできます。また、後に学ぶことになる否定疑問文に対する答え方(日本語と英語は逆になり、「はい、しません」のときは「No, I don’t.」になる)というようなことを、やや機械的でありますが、反射的に理解させることができます。こうして、10回中何回YESが引き出せたかということを競うゲームにすれば、学習者は本気で文を考えることになり、実際の場面につながる英語使用につながります。この発展版として、質問する側はYESを引き出し、質問される側はNOを引き出せた方が良いというペアー内での心理ゲームにしても良いと思います。このアクティビティを通じて、学習者は疑問文や否定文を使用するだけでなく、お互いの理解を深めることにつながります。
コミュニケーション
英語の言語活動というのは、単純に文法項目を押さえればよいだけではなく、実際の場面に即した、学習者が「使ってみたい」と思えるような場面設定を行うことが必須です。アクティブラーニングにより、学習者はリアルな英語使用を学ぶことになるでしょう。アクティブラーニングにおける言語活動とは、生きていく中で活用できる、コミュニケーションにつながる言語でなくてはいけません。