中学校・英語科のアクティブラーニング事例(電話でコミュニケーション)

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アクティブラーニングの重要なキーワードに「コミュニケーション」があります。特に言語を中心としたコミュニケーションは大切です。英語科では、実際の場面い即した言語使用が求められます。点数稼ぎのための対策のみではままなりません。今回の記事では、中学校における英語科のアクティブラーニングの事例として、「電話でコミュニケーションをとること」について紹介したいと思います。ここでも重要なのは、実際の場面にいかに近づけるか……ということです。今回の記事が、アクティブラーニングに悩む教師の方々に支えになれば、これ以上の喜びはありません。
電話

電話でコミュニケーション

英語科の言語を使用した活動は、目的を意識しなければなりません。今回の活動の目的は、学習者が英語を使用して電話で話すことができるというものです。タスク型の授業になると思われます。そこで、段階を踏んで、実際の電話の場面に近づける必要があります。このとき、注意する要素として、(1)学習者はお互いの顔を見ることができないこと、(2)ノイズが入っていることが挙げられます。これを考慮したうえで、活動を考えます。まず、(1)背中合わせに座って英語でコミュニケーションを行います。顔が見えないので、電話をかける場面設定の要素を考慮しています。また、ペアーで背中合わせに座って、英語でのコミュニケーションをとれば、他のペアーの会話もノイズとして機能します。BGMをかけても良いでしょう。次に、(2)糸電話を使用してコミュニケーションを行います。教師が糸電話を準備するのに時間がかかるようであれば、授業内で、学習者に各自自分たちだけの糸電話を作らせても良いでしょう。アクティブラーニングの「創造性」もここで達成されます。その糸電話を使用して、コミュニケーションをとると、実際の電話の場面により近づきます。ここでも他のペアーの音などがノイズとして機能します。そして、最終的には(3)実際に電話をかけてみるということもやってみるといいでしょう。タブレットPCを使用して、LINE登録すれば、無料で電話を掛けることができます。タブレットPCを全員分用意するのが無理であれば、グループ内、もしくは最悪2つのタブレットPCを用意するといいでしょう。学習者にペアーにならせて、お互いに離れた場所へ行き、英語でのコミュニケーションを図ります(英語を使用した電話での会話での便利な表現についても合わせて提示しておくといいでしょう)。
電話2
このように、英語科におけるアクティブラーニングでは、工夫すれば実際の場面に近づけたコミュニケーションを学習者に味合わせることができます。コミュニケーションの土台は「伝わった!」という気持ちであり、それを達成するために、アクティブラーニングを活用するのは良いことではないでしょうか?