アクティブラーニングにおけるリフレクション-言語化すること-

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アクティブラーニングにおいて、リフレクションの重要性が増してきています。今回の記事では、リフレクションにおける言語化することの重要性について考えたいと思います。ただ単に語るのみでは、質の高いリフレクションは達成できません。自分の内面を言語化するというプロセスが大切になってきます。この記事が、アクティブラーニングリフレクションに悩む教師の方々の手助けになれば、これ以上の喜びはありません。

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リフレクションにおける言語化

リフレクションでは、自分の内面を言語化することが重要になってきます。どうして言語化が大切なのでしょうか?それは、自分の内面を客観的に見つめるためです。自分の頭の中では言語は複合性と複雑性が縮減されておらず、混乱状態に陥っています。それを、言語という形式に置き換えることによって、ある程度のバランスをとることが肝要なのです。言語として、外の物理的世界に自分の内面を表出することによって、自分の内面は保存可能な資源になります。それを自分を含めた様々な関係者が見つめることが出来るようになり、リフレクションの効果は増大します。本来、ケーススタディというのは、1つのケースについて、様々な観点から、様々な人々が語り合うことを目的に開発された研究法です。それにのっとり、リフレクションにおいても、様々な実践当事者や研究者が巻き込まれ、語りについて考えることが重要になってきます。自分の内面の中ではあくまで「主観」の状態から脱却できません。それを外の物理的世界に表出させることによって、「客体化」を行うことができます。こうして、教師は自己の客体化を行い、昨日までの自分とは異なる自分を手に入れる手がかりになるのです。言語を通して、様々な思考を巡らせることにより、思考はさらに加速化され、リフレクションの再生産が続いていきます。言語化によって、思考は常に円滑に進むとは限りませんが、この言語化というプロセスによって、教師は自分のことを見つめなおす良いきっかけを手に入れることになります。

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このとき、教師は常に優秀なメンターに恵まれるとは限りません。現場しらずの頭でっかちな研究者に振り回される可能性もあるのです。そこで、教師は自己との対話、自己の思考の表面化を行う際に、「理論」を知っておく必要があります。次回の記事では、リフレクションにおいて、教師が理論理解を行うことの重要性について考えたいと思います。