小学校におけるictを活用したアクティブラーニングの社会科の授業の事例(新聞作り)

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我々は情報の波の中に生きています。数多くの情報の中から取捨選択して、良質な情報を入手しなければいけません。そのために必要なこととは何でしょうか?その最大の方法は、「情報の発信者」になることです。情報を実際に流す側に立つことによって、情報との向き合い方が、これまでと確実に変わるのです。この記事では、小学校段階からの授業の事例として、ictを活用したアクティブラーニングの社会科の授業の事例について取り上げたいと思います。学習内容は「新聞作り」です。

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情報の選び方を学ぶ学習者

コンピュータを使って、新聞をつくることがこの学習の目標です。社会科ならば、どのような領域でも実行可能です。また、小学校のみならず、中学校や高校、あるいは大学でも実行可能なのがこの「新聞作り」の実践の良い点です。歴史的な出来事について新聞にまとめさせるのでも良いですし、地理的な事象について新聞にまとめさせるのでも良いです。また、公民をはじめとした政治・経済的な事象について新聞にまとめさせるのも良いでしょう。小学校段階ならば、新聞のレイアウトはあらかじめ教師がパソコンに取り込んでおくことが先決かもしれません。中学校レベル以上なら、レイアウトから考えさせると、「見せ方」というメディアリテラシー教育の根幹部分を学ぶことができます。必要な情報について、グループで取捨選択させます。そして、下書きの原稿を手分けして作成させます。グループで協力することも、アクティブラーニングの大切な要因ですので、ここを雑にしてはいけません。必要な情報がそろって、ある程度の下書きが出来上がったら、実際にパソコンで書いていきます。
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効果的な書き方について学ぶ学習者

新聞というのは「文章を書く」ということと「写真などを載せる」という「プレゼンテーション能力」の素地を養うためにも効果的な学習です。実際の実行はグループでもいいですし、グループ内のペアーでもいいでしょう。他者と協力して1つのものを「つくる」という体験が必要です。これまでのように、自分と教師しか見ない感想文ではなく、不特定の他者が見ることになる「ライティング」ですから、「相手にどのようjに語れば伝わるだろう」という思慮を働かせるようになります。「もっとわかりやすい表現はないかな…?」などと学習者は頭を働かせることになります。「書く」という行為を取ってみても、他者への思いやり、他者へのまなざしを身に着けることができます。将来、書き手になりたい学習者も、これを機会に生まれてくるかもしれません。そうでなくても、社会に出たら「書く」という作業は大切になってくるので、「生きる力」を学習者に身に着けさせることが可能になります。このように、単純な授業内の活動でも、教師は「夢」を持つことが大切です。将来の学習者がどのような人に育ってほしいか…どいう願いを込めて、すべての授業を実践し、すべての言動に気を付けるべきです。ただ単にテストの点数のみに視点を置いた教育では不可能なことです。アクティブラーニングをはじめとした教育は真の意味での人間教育でないといけないのではないでしょうか?