中学校における英語科のアクティブラーニングの事例(インタビュー)

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アクティブラーニングの柱とは、主体性・協同性・創造性です。主体的に学ぼうという意思を、他者と協力しながら向上させ、それを創造するということです。英語科は言語という目に見えないメディアを取り扱う教科ですが、言語を使用した「創造性」というのも大いに可能です。この記事では、中学校における英語科のアクティブラーニングの事例として、インタビューについて取り上げたいと思います。

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現在完了形を用いたインタビュー活動

この活動は、中学校3年生で学ぶ「現在完了形」を用いると効果的です。まずは、現在完了形を一通り学習者に学ばせます。このとき、「継続用法」などの用語にこだわらず、英語の「肝」となる部分(その文法を使用してコミュニケーションが行えるかどうか)を軸に指導計画を考える必要があります。現在完了を学んだら、アクティブラーニングの出番です。ペアーになって、インタビューを行います。まず、インタビュー原稿を考えさせます。「これまで行ったところで一番好きな場所は?」など、現在完了形を効果的に使用するよう促します。原稿が完了したら、ペアーで英語でインタビューをさせます。このとき、英語の「型」は理解させるものの、実際にインタビューをさせるときは、原稿はなるべく見ないように努力することが大切です。学習者が原稿を書いたら、教師が添削をし、キーワードを抜き出し、そのキーワードだけは見てよいなどの工夫もできるでしょう。英語はコンテクストに乗って流れる「ことば」です。コンテクスト(文脈、場面、経験など)を抜きにした言語使用は虚構的です。単なる例文の暗唱などでは、真の「英語力」はつきません。実際のコンテクストに照らし合わせた言語使用を教室内でも行う必要があります。アクティブラーニングでは、教室は学習者同士の学び合い・協同学習の環境です。座学はなるべく独学で行わせ、教室では学習者同士の交流を促すと良いでしょう。アクティブラーニングも「偏見」が多いようですが、実際に実行すると効果が見えてきたという報告もあります。教育においては、新しいもの(流行)ばかり追いかけるのではなく、本当に学習者のためになるかを考えなくてはいけません。そのためにも、アクティブラーニングは1つのヒントになりえるのではないでしょうか?