中学校における社会科のアクティブラーニングの事例(瀬戸内地方)

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地理という科目は、その地域でどのような人々が生きているのか、そこで盛んになっているものはなにか、などのような「人間の生き様」が見えてくる科目です。単なる知識の伝達のみで終わらせては、せっかく学習者に「人間」について考えさせるチャンスを放棄していることになります。この記事では、中学校における社会科のアクティブラーニングの事例として、地理の「瀬戸内地方」について取り上げたいと思います。
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地形の特徴と気候の理解

 

授業の目標としては、瀬戸内地方の温暖な気候の理由を述べられる、ということです。まずは、瀬戸内地方の人々の生活や地形などについて、写真で確認します。タブレットPCをグループに用意して、そこに取り込んでおくと、ict活用の要素も出てきます。そして、雨温図を見せ、グループで競争学習と学び合いをさせるとアクティブラーニングの醍醐味が味わえます。タブレットPCを使って、調べ学習をさせると、さらにアクティブラーニングの良い要因が出てきます。そして、夏は四国山地、冬は中国山地に季節風が妨害されることによって、年間を通して温暖な気候になることに「気づかせます」。ここでも重要なのは教え込むことではなく、気づかせることです。アクティブラーニングでは、教師の長い時間の解説は歓迎されません。あくまで、学習者が自ら学びに向かい、自ら気づくことが大切なのです。実際に、四国山地と中国山地の地形図なども紹介しておくと良いでしょう。このように、中学校における社会科のアクティブラーニングの事例では、調べ学習を通して、学習者が協同的に学びに向かう姿勢が重視されています。教師は語りたがりの人が多いようですが、そこは我慢しなくてはいけませんアクティブラーニングをはじめとしたこれからの教育では、いかに学習者の内的な学びを引き出すかが、教師の最大の仕事ではないでしょうか?