中学校における社会科のアクティブラーニングの事例(選挙)

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18歳まで選挙権が引き下げられました。これに対する意見は様々なものがありますが、実際の若者に、これに対してどう考えさせるかがカギとなります。この記事では、中学校におけるアクティブラーニングの事例として、「選挙」いついて取り上げたいと思います。アクティブラーニングにおける自主性・協同性・創造性を重視した活動として、ご参照頂けましたら幸いです。
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世界の選挙について調べ学習・発表

まずは、世界の選挙制度について考えさせます。日本では20歳から18歳まで選挙権が最近引き下げられましたが、他の国ではどうなのだろうかということを調べさせます。グループにタブレットPCを配布して、それぞれ調べさせます。そうすると、アメリカやイギリスなどでは、18歳の選挙権になっていることに気づくと思います。それはどうしてなのか、というような理由にまで至る学習が必要とされます。アクティブラーニングにおける学びとは、ある知識を習得するのみならず、それを現実世界にまで活用できなくてはいけません。そのためには、その知識の背景をつかんで、その背景から他の事象にまで拡大させることが望まれます。単なるテストで良い点を取るための技術は、アクティブラーニングをはじめとした今後の教育では歓迎されません(もちろん、従来の「受験対策」も否定されるべきではありませんが、それは人工知能でも伝達可能で、教師の仕事としてはなじまなくなっています)。調べ学習が終わったら、タブレットPCに取り込んだデジタルワークシートに書き込み、発表をさせます。アクティブラーニングにおける創造性も取り扱うことになるのです。タブレットPCを大型ディスプレイに取り付けると、従来のような模造紙に発表事項を作成する時間が短縮できます。発表を聞いているとき、他のグループとの相違点などについても考えさせると良いでしょう。学びとは、主体的な概念です。成績ばかりにこだわり、受け身の学びのままでは、「生きる力」は身につきません。学習者が将来どのような人間になってほしいか。このような長い視点から教育を考える必要があるのではないでしょうか?