高校におけるictを活用したオリエンテーション学習のアクティブラーニングの事例

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高校に入学すると、オリエンテーション学習を体験する学習者が多いと思います。しかし、単なる学校生活における注意事項などで終わってしまう事例も多いようです。今回の記事では、高校におけるictを活用したオリエンテーション学習のアクティブラーニングの事例について紹介したいと思います。オリエンテーション学習の目的とは、学習者がその高校で快適な学校生活が送ることのできるように手助けすることです。そのために、今回は「学校の場所探し」というレクリエーションについて取り上げたいと思います。
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グループで学校の場所探し

場所探しという活動は頻繁に行われているようですが、今回は「学校の場所」を探します。この活動は学級ごとの取り組みとなります。高校に入ってきた入学生をグループに分けます。このとき、可能であれば、1つのグループに1~2人の上級生が「フェロー」としてつくことが望ましいでしょう。グループに分かれた新入生は、タブレットPCを渡されます。このタブレットPCには学校の至るところの場所の画像が取り込まれいます。新入生はその場所を探して、実際に同じ場所の写真を撮る、というのがこの活動の概要です。画像は10枚前後にし、わかりやすい場所と学校の穴場的な場所を混ぜておくと良いでしょう。また、学習できる場所、憩いの場所など、別の目的を持つ場所を混ぜておくことも大切です。新入生は協力しながら、場所を探していきます。安全面にも気を付けて、危険そうな場所は排除しておくことが大事です。写真を撮って、それを見るとき、学習者はタブレットPCを囲んで1つになることができるため、アクティブラーニングの柱である協同性が最大限に発揮できると思われます。
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写真の発表会と居場所探し

グループで一定の時間、写真撮影が終わったら、学級の教室に戻ってきて、それらを発表させます。上記の「学校の場所」以外に、「グループで協力し合って1枚の写真を撮る」というお題も入れておくとよいでしょう。それらを大型ディスプレイにつなぎ、グループごとの写真を発表させます。この活動の良いところは、場所を探して写真を撮る、というあまりストレスのかからない活動の中で、新入生が語り合ったり、協力したりする要素が豊富にあるところです。新入生は不安を抱えて高校に入学しているため、ストレスのかかるレクリエーション活動はなるべく避けるのが良いでしょう。こうして、グループ内でも協力でき、学校内の場所や施設も見学でき、高校の学校生活の良いスタートを切れるように手助けするのが、この活動の目標です。しかし、真のゴールは、新入生に「居場所」を見つけてもらうことです。学校内の場所で気に入った場所が見つかる場合もありますし、協力し合ったグループの友人が、自分の「居場所」になることもあります。この「場所探し」いや「居場所探し」は、不安を抱える新入生の背中を押す活動として、どんどん実践して頂ければと思います。アクティブラーニングにも、「遊び心」は大切な要素であり、教師のクリエイティブティが、学習者のクリエイティビティを最大限に発動させる最大の要素となっています。教師はいつまでも勉強し続ける存在でなくてはならないのではないでしょうか?