小学校におけるicを活用した外国語活動のアクティラブラーニングの事例(好きな場所)

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小学校における外国語活動の必修化がなされようとしています。外国語活動の目標は「コミュニケーション能力の素地の育成」であり、現実の場面に即した外国語(英語)によるコミュニケーションが期待されています。今回の記事では、小学校におけるictを活用した外国語活動のアクティブラーニングの事例として、「好きな場所」という活動について取り上げます。コミュニケーションは自身の「伝えたい」という思いから始まります。その「伝えたい」という思いを掘り起こすための活動の一例として、ご参照頂けましたら幸いです。
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好きな場所の撮影

この活動で用意するのは、学習者の人数分のタブレットPCです。人数分を用意するのが困難だったら、学習者をグループに分け、グループ文を用意すると良いでしょう。まずは、授業内外の時間を活用して、学習者に自分の好きな場所について考えてもらい、実際に撮影に行かせます。ワークシートに「場所の概要、自分とどう関係があるのか、思い出」などを整理させ、学習者に自分なりのこだわりを確認させます。なるべく自分だけの好きな場所という「オリジナリティ」が出た方が良いでしょう。タブレットPCの扱い方と撮影時の注意事項を事前指導できちんと行っている必要もあります。そして、実際に好きな場所を撮影させたら、授業に戻ってきて、再び先ほどのワークシートに取り組ませます。
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好きな場所の意見交換

では、好きな場所を意見交換する時間を授業で設けます。ワークシートとタブレットPCを頼りに、グループに分かれた学習者がお互いの好きな場所について外国語(英語)を使って交流します。このとき、定型表現などを印刷したワークシートを事前に配布していおき、学習者に「使ってみたい表現」を選ばせます。なるべく、コミュニケーションが継続されるように、事前に英作文を作り、それを暗唱させる活動から始めてもよいと思います。このとき、「好きな場所の理由」にこだわらないことです。案外、自分の好きなものというのは、自分でもどうして好きなのかわからないことが多いものです。それよりも、自分にとってこの場所がどういう場所なのか、どういう思い入れがあるのか…というような「関連性」を重視したほうが良いと思われます。グループ内の学習者で交流が終わったら、グループ内でお互いのコミュニケーションの振り返りを行います。そして、一番説得力があった学習者を選びます。その学習者が撮影した画像が入っているタブレットPCを大型ディスプレイにつなぎ、グループでプレゼンテーションを行う活動につなげます。このとき、グループで役割分担をきちんと決めて、グループ内の全員が協力し合って、プレゼンテーションを完成させることを目標とします。外国語の授業は外国語のみをとりあげるべきだという狭い視野で考えるのではなく、広い視野で学習者の持つ創造性を発揮させる必要があります。教師も教科を超えて、お互いに情報交換をし、少しでも自身の授業実践に取り入れることのできるアイディアはないか、常にアンテナを張っておく必要があるのではないでしょうか?アクティブラーニングは様々な人間の挙動作業によって進化していきます。