私のアクティブラーニング体験記(2)ーオリエンテーション・キャンプのスタッフー

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リハーサル・キャンプ

リハーサル・キャンプの当日を迎えました。新入生の代わりに、同級生を参加者と見立てて、リハーサルを行うものです。当日はトラブルが続きました。連絡の行き届いていないことによるトラブル、体調不良のスタッフの続出…など、様々なトラブルに見舞われました。しかし、それを我々はそれまで培った「協同性」で乗り越えました。完全なるリハーサルはできなかったものの、課題も見つかり、これまで先輩のリーダーに言われるままだったスタッフも、主体的に次はどうすれば良いかということを考えるまでに育っていました。私留学が目前にひかえていたため、リハーサル・キャンプがラストのスタッフとしての日でしたが、だからこそ、レクリエーションで「仲間」と共に企画・実行することの喜びを誰よりもかみしめました。最後は企画局全員による「卒業式」も開いていただき、私のE-campスタッフとしての仕事は終わりました。最後まで、私は足を引っ張っていたと思いますが、それも笑顔で受けて入れてくれる企画局員とレク班員に感謝しかありません。このときの「思い出」は、現在でもしばしば思い出すことがあり、私のアクティブラーニングの初体験だったと記憶しています。テストの点数のみに主眼を置く短絡的な教育(受験対策)では味わえない体験ができたと、今でも自分は幸福だったと思っています。

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隠れたカリキュラム

学校教育には「通常のカリキュラム」と「隠れたカリキュラム」があります。前者は国語、数学、英語などの、勉強と言われる、学校におけるメインのカリキュラムです。後者はこのE-campのような行事と言われる、学校においてサブになっているカリキュラムのことです。私は「通常のカリキュラム」の重要性は知っているものの、この「隠れたカリキュラム」の重要性を叫びたいです。私がE-campで味わった体験は一生記憶に残る「良い思い出」です。それが、今でも生きる力になっています。このような体験ができるのは、「隠れたカリキュラム」ならではだと思います。学校教育においても、文化祭、体育祭などを学習者に主体的に企画・運営させてみてはいかがでしょうか?そうすることによって、「通常のカリキュラム」では制限があった、アクティブラーニングの真の強みを学習者に味合わせることができると思います。それは言うまでもなく、「協同性」、「主体性」、そして「創造性」です。これらを一気に達成でき、学習者が「友達」を超えて「仲間」になる瞬間を教師も楽しむことができるのではないでしょうか?私がE-campで得た最大の財産は「仲間」でした。この「仲間」を学習者に作らせることは、今後の生きる上での最大の「生きる力」になるのではないでしょうか?学校教育とはあらゆる視点からアプローチしていく複合的な営みです。アクティブラーニングの良さが最大限に生かせる場として、「隠れたカリキュラム」の重要性を強調します。人間は人間によって人間になります。自己という概念は、他者から映し出された鏡にすぎません。仲間とのふれあいによって、学校は学校として、安心して通える場となっていくのではないでしょうか?

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