小学校におけるictを活用した算数の授業の事例(グラフ作り)

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ictを活用すれば、これまで受身でしかなかった学びに対して、積極的に主体的に取り組むことができるようになります。ictとアクティブラーニングはなじみが良いのです。今回の記事では、小学校におけるictを活用した算数の授業の事例として、グラフ作りについて取り上げたいと思います。これまでは単にグラフを眺めるだけだったかもしれませんが、実際にグラフを作ってみることによって、その特性への理解が深まります。今回の事例を参考に、自分だけのアクティラブラーニングの授業を作っていただければ幸いです。
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ペーパーからictへ

これまでもグラフ作りの実践はあったかもしれません。しかし、それは紙のワークシートに書き込むことがほとんどだったかもしれません。それもよいですが、教師が作成するのに時間と労力がかかり、学習者もグラフ作成には手間がかかります。Excelなどを利用すれば、簡単にグラフをコンピュータ上で作ることができます。コンピュータなどのictを利用したグラフ作りの良い点は、何度も容易に修正ができ、データとして保存できることです。事前学習として、Excelなどの使い方を学習者がマスターしておけば、効果的にグラフを作成することができます。社会に出て、Excelを利用したグラフ作成の機会もあるでしょうから、その準備として「生きる力」を学習者に身に着けさせる点でも、ictの活用は、是非とも取り入れたいものです。
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主体的に学ぶ学習者へ

グラフをictを活用して作成し、その特性について考えさせます。どうしてこのデータを取り扱うときは円グラフが適切なのか、また別の機会では折れ線グラフが適切なのか、はたまた棒グラフか…などなど、「効果的な見せ方」ということを学習者が会得する手助けになります。これは、近年重視されているメディアリテラシー教育の一環としても、十分に機能を果たすものになります。このように、これまでの授業におけるグラフ作成に終始した学習のみならず、グラフから何が見えるかという「思考」を必要とする課題を設定することによって、学習者は主体的に学ぶ自律的学習者へと進歩を遂げていきます。自分の責任で学び、自分の外の事象について、自分と関連付けて学んでくことは、どんな分野においても大切なことです。このような汎用的な能力を養うためにも、グラフ作りという一見単純作業は、是非ともしっかりと行いたいものです。この指導によって、10年後の学習者がどう成長するか…という視点から教育を行う必要があります。学習者の主体性を重んじるアクティブラーニングはこれからさらに大切な指導法になっていくことでしょう。教師の願いによって、単純な学習も、質の高い学びに進化(深化)していくのではないでしょうか?