中学校におけるアクティブラーニングを活用したSHRの事例(予習の交流会)

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SHRというと、伝達事項の伝達のみで終わっている学級も多いのではないでしょうか?今回の記事では、中学校におけるアクティブラーニングを活用したSHRの事例として「予習の交流会」を取り上げます。SHRの時間を活用して、少しでも学習者に「学び」の時間を提供しようという試みです。SHRの時間を持て余してしまう教師の方々は必見の記事です。
学習者

予習の交流会

まず、学習者には次の日の授業の予習をきちんと家庭で済ませます。前の日の帰りのSHRで次の日の授業をきちんと確認させ、なるべく予習することも焦点化させることが望ましいです。そして、次の日の朝のSHRの5分を使って、これを「交流」させます。学習者にグループを組ませ、お互いに予習してきたことを共有させるのです。このとき、なるべく全員が情報の交流ができるような配慮が必要です。グループのある学習者は英語が得意かもしれません。また、別の学習者は数学が得意かもしれません。この「自分たちの得意なモノ」をお互いに発揮させることが、この活動の目標です。1人で予習してきても不明な点は、グループの友人に聞けばいいのです。各グループの「名人」たちを手本にして、どうやって予習をすればよいかという学習方法の交換・共有にもつながります。かくして、SHRにも協同学習の輪が広がるのです。
学習者

授業に主体的に臨む

こうして、グループで予習してきたことを共有した後は、グループで各授業で「先生に聞きたいこと」というタイトルで、話し合い・学び合いでも不明なままに終わった内容をまとめさせます。そこを中心に、学習者たちは授業に臨めばいいのです。ただ単に無目的なまま授業を受けるのではなく、こうすることによって、授業に前向きに取り組む学習者が増えるはずです。そして、可能であれば、帰りのSHRの時間を使って、今日1日の授業の振り返りをさせると、さらに良いでしょう。予習の交流会で誕生した不明な点は解決したか、さらに知りたい、学びたい内容は何か…など、1日の学習を振り返る時間が、学校の生活にあってもよいはずです。時間的な制約はありますが、学校全体で取り組むまでになれば、時間的な制約も問題にはならなくなります。ですので、まずは1人の教師が周りの教師を巻き込んで、この予習の交流会を実践してみてはいかがでしょうか?学びは伝染するものです。この予習の交流会で効果がもしも生まれたら、、他の学級の学習者自身から「やりたい」という声があがるかもしれません。学校は学習者が主人公の学びの場です。教師はあくまでそれを支えるサポーターの役割を果たさなくてはいけません。アクティブラーニングは学習者を自律的学習者へと進化させる魔法を持っています。教科を超えて、様々な学校生活に、アクティブラーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか?