小学校におけるictを活用した理科の授業の事例(星空の発表会)

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学習者とは、自分たちに身近な事象について興味を持つものです。自分たちとかけ離れた事象について難しい語彙で語られても、学習者たちは混乱するだけです。今回の記事では、小学校におけるictを活用した理科の授業の事例として、天体について学ぶ事例について紹介します。学習の最終目標として、「星空の発表会」を目指します。
学習者

星空について体験学習

まず、天体について基礎的な知識を学習します。このとき、教師による解説はなるべくシンプルで短時間で済ませるように留意します。学習者たちと対話をしながら、学習者に知っていることを気づかせるように促すことも大切です。そして、4台のプロジェクターを教室の4方位に設置します。「星座表」のアプリを使い、タブレットPCで天体模型を作り出します。プロジェクターにそれを通すと、教室がプラネタリウムの空間に変わります。学校の授業でプラネタリウムが体験できることに、学習者たちは興奮するはずです。一通り天体を見終わったら、プラネタリウムを終了して、学習者にグループを組ませます。
天体

星空の発表会

グループで天体について調べ学習を行わせます。タブレットPCを各グループに配布し、インターネットの情報を使って、調べ学習を行うと良いでしょう。このとき、タブレットPCを使用する際の取り扱い方や最低限のモラルについて事前学習を行っている必要があります。天体の学習としては、「星座」を中心に学ばせると学習者の興味をひかせることができます。星座の形、方位、見せる方角、伝説、星座占いなど、学習者の興味の引きそうなことを事前にワークシートで作成しておき、それを埋めさせると良いです。グループでの調べ学習が終わったら、再びプラネタリウムを活用します。プラネタリウムを流しながら、学習者に調べたことを発表させる「星空の発表会」を実施します。さきほどのタブレットPCで調べたことをスクーリングショットさせておき、それも大型ディスプレイで流すと良いでしょう。この一連の活動によって、教室が星空の教室へと様変わりします。教育とは、学習者の個々の興味をひかせることが大切です。無理やり「勉強しろ」と言って、学習者が自発的に学んでいくほど、教育は単純なものではありません。教師のことを信じてこそ、学習者は初めて動き出すのです。学習者が動かないのならば、教師が自分の言動について「省察」するべきときなのかもしれません。学習者の自主性・協同性・創造性を育むアクティブラーニングの事例として、今回のictを活用した理科の授業の事例を試してみてはいかがでしょうか?