アクティブラーニングの3つの効果

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アクティブラーニングの重要性が叫ばれていますが、実際に実践に取り入れようとすると失敗に終わることがよく報告されています。この記事では、アクティブラーニングのもたらす教育効果の中で、大きく3つのものを取り上げようと思います。アクティブラーニングが従来の教育の出来なかったことを代替すると考えれば、アクティブラーニングにかける情熱も上昇すると思われます。この記事がその一助になれば幸いです。  学習者

「生きる力」という学力の向上につながる!

まず、アクティブラーニングはほかでもない学習者の学力の向上に大いに貢献します。それも、「ただテストでよい点を取るだけの学力」ではなく、「社会に出て必要となる生きる力」という学力が身に付きます。課題を設定し、仮説を立て、それを検証するのは、知的な社会生活では必要不可欠の活動です。また、他者との協同学習や学び合いによって、コミュニケーション能力を向上させることも可能です。さらに、自ら主体的に学ぶ好奇心を育てるアクティブラーニングの理念は、激動の時代を生き抜く学習者の将来には大切なことです。人は好奇心があれば、生きていけます。このような「生きる力」という学力を向上させるために、アクティブラーニングは、従来のような教師による一方通行型の授業ではできない機能を果たします。
学習者

ユニバーサルデザインにつながる!

アクティブラーニングの掲げる「協同学習」は1人の学習者も見捨てず、全員で1つのゴールを目指すという理念です。これは、学習者の「違い」を尊重し、1人1人の学習者を大切にすることにつながります。従来の教師による一方通行型の授業では、学力の高い学習者に焦点があてられることが多く、その他の学習者は「他者」として下位のレベルに見下されることが多かったです。発達的な障がい、精神的な障がいなどを持つ学習者が増加傾向にある今日では、一律的な教育は機能しません。1人1人を大切にケアするという点で、アクティブラーニングユニバーサルデザインの理念とつながるものであり、これからの時代にさらに重視されることです。
学習者

生徒指導と進路指導につながる!

最後に、アクティブラーニングによる「汎用的能力の育成」という理念は、生徒指導と進路指導を重厚なものに変えます。教育の目的とは、言うまでもなく、「人格の形成」です。これを抜きにした教育は教育ではなく、ただの受験対策と言えるかもしれません。学習者がある能力を他の分野に応用させ、つなげていく力は、生徒指導の面でも、進路指導の面でも効果が期待されます。情意的な変容をもたらし、自身の力でキャリアを築く力につながるからです。このように、アクティブラーニングによる教育効果は、学校教育において大切な要因である生徒指導進路指導、しいては「人格形成」という教育の目的を達成するために、これからますます重視されるアプローチではないでしょうか?