ictを活用した国語科の特別支援教育の事例

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学習者1人1人を大切にする社会をつくるには、特別支援教育を無視するべきではありません。特別支援教育では、一般的な学校教育よりも、洗練された教育の知恵が必要とされ、ictの活躍が期待されます。この記事では、ictを活用した国語科の特別支援教育の事例について紹介します。
特別支援

ictによる視覚的な支援

タブレットPCを各学習者に用意します。国語科の読み物の指導を行うわけですが、タブレットPCを使用すれば、従来困難であった視覚的な支援が可能になります。例えば、タブレットPCに題材を取り込んでおきます。そうすれば、拡大機能により、読み物の読解をより見やすい状態にすることが可能です。色彩的な工夫も施すことができ、紙の教材より、きめ細かい指導が可能になります。もちろん、特別支援を要する学習者にタブレットPCをはじめとしたict機器の取り扱い方について、前もって伝えている必要があります。そこは、個別学習でよいので、まずはict機器の効果的な使用法について、入念に指導をしておく必要があります。このように、ict機器を利用すれば、学習者に視覚的な支援を提供することが可能になります。
特別支援

ictによる聴覚的な支援

また、タブレットPCを利用すれば、聴覚的な支援も可能になります。国語科の読み物を題材にすると、前もってタブレットPCに題材の音声を吹き込んでおけば、視覚的な障がいを持つ学習者に効果的な支援を行うことができます。ツールとして、そのような教材がなければ、少し手間がかかりますが、教師が音声を吹き込み、録音することも可能です。ictを活用することによって、学習者個々にきめ細やかな支援を行うことができるようになってきます。特別支援は特に、個別指導の要素が必要になるため、タブレットPCをはしめとするictを活用すれば、これまで困難だった個別指導が可能になります。このように、ict機器を利用すれば、学習者に聴覚的な支援を提供することも可能になります。
特別支援

教育にもユニバーサルデザインを!

ここまで、ictを活用した国語科の特別支援教育について、視覚的な支援と聴覚的な支援を中心にまとめてきました。しかし、先述したように、ictがいくら便利だからといはいえ、学習者がアクセスできない状態では、意味をもたらしません。ユニバーサルデザインの原則の1つである誰でも使用可能という前提を守ったうえで、教師自身がictユニバーサルデザインに関する知見を深める必要があります。教師と学習者の相互的な努力により、教育は無限の可能性に満ちたものになっていきます。