高校におけるictを活用した英語科のアクティブラーニングの事例(skypeで国際電話)

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異なる文化背景などを持つ人たちとの交流の機会が増えるにつれ、英語を使用したコミュニケーションの重要性が増していています。今回の記事では、高等学校におけるictを活用した英語科のアクティブラーニングの事例として、skypeを使用した授業実践について紹介します。skypeを使用すれば、日本にいながら、他国の人々とのコミュニケーションが可能になります。このict機器を使用して、実践型の英語の授業について取り組むことが重要になっています。
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skypeを用いて日本人の学習者同士で英語のコミュニケーション 

まずは、他国の人との英語によるコミュニケーション活動の準備段階として、クラスメイトとskypeで英語の会話を行います。ここで、3人グループにすることを推奨します。2人の学習者がノートPCを用いて英語による会話を行っている間、もう1人の学習者が会話をよく聞いて、そのコミュニケーションがどのように進行したかについて、よく考えさせます。会話が終了したら、日本語によって、それぞれの参加者が自身たちのコミュニケーションについて自ら振り返りを行い、交流します。これによって、コミュニケーションをメタ的に振り返ることができ、自身らのコミュニケーションを良質なものへと進歩させていくことができます。一通りの活動が終わったら、役割を交代して、またコミュニケーションを行います。この一連の活動により、学習者は協同学習、体験学習というアクティブラーニングの醍醐味を味合わせるだけでなく、「自己言及」を行うことができます。自己言及とは、他者の刺激により、自己との対話を行いながら、自己を改革していくことです。このように、単なる「英会話」で終わらせるのではなく、学習者に質の高いコミュニケーションについて実践・思考させることが大切になってきます。
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skypeを用いて他国の人とコミュニケーション

クラスメイトとのコミュニケーションが終わったら、いよいよ他国の人との英語によるコミュニケーションをskypeで行わせます。これまでの自身たちのコミュニケーションをメタ的に振り返る活動を踏まえて、いかに質の高いコミュニケーションを進めていくかがカギとなってきます。クラスメイトとのコミュニケーションとは異なり、文化背景も異なり、物理的な差異もあり、今度のコミュニケーションは以前のものより難解になっていることでしょう。しかし、ここでも単なる英会話だけで終わらせるのではなく、もっと良いコミュニケーションを行うにはどうすればよいかをよく考えさせることが大切です。他国の人とのコミュニケーションがひとまず終了したら、必ず自身たちのコミュニケーションの振り返りを行わせます。よりよいコミュニケーションを行うために、学習者は他者とのコミュニケーションのみならず、自己とのコミュニケーションも実行に移さなければなりません。アクティブラーニングの主眼とする理念は「主体的な学び」です。自らが、自らを振り返ることにより、好奇心が喚起され、主体的な学びにつながっていくのです。コミュニケーションはコミュニケーションによって洗練されるのです。