ictを活用した音楽のアクティブラーニングの授業

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従来の音楽の授業とは、教師が教卓に立ち、学習者たちが歌唱するというものだったのではないでしょうか?アクティブラーニングの根を持つ音楽の授業は、「ictを活用して、自分たちで学習を広げていく」ような授業です。この記事では、ictを活用したアクティブラーニングの授業の取り掛かりの例として、音楽科における合唱の授業について取り上げたいと思います。
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1.自分たちの歌を録画する

このような授業で必要とされるのは、従来の教具のほかに、「ビデオカメラ」と「大型ディスプレイ」です。まず、学習者たちの歌をビデオカメラで撮影し、録画します。そして、その歌の動画を大型ディスプレイで流します。学習者たちは自分たちの合唱の出来具合を聴覚と視覚から見つめなおすことができるのです、さらに、歌のみならず、自分たちの声の出し方、口の開け方、手本となる学習者の姿などを、多角的に振り返ることができます。学習は心と身体を総動員して行う取り組みですから、聴覚と視覚からアクセスできる、この映像を使った指導法は、質の高い学びを実現させるのに最適です。このように、学習者たちは、自分たちの合唱をメタ的に振り返ることができるのです。
参考:
アクティブラーニング|教育ICTシステム
ICT教育ニュース

2.自分たちの歌について語り合う

映像として残った「自分たちの歌」は、何度でも振り返ることができますから、それを見ながら、聴きながら、学習者たちは「どのようにすればさらに進歩することができるか」ということをお互いに語り合います。この「協同学習」によって、音楽が得意な学習者と音楽が不得意な学習者が、互いの能力を超えて交流することができ、学習者の尊厳を守りながら、自分たちの力で上達をすることが望めます。従来のように、教師が一方的に始動するのではなく、学習者たちの自主的な学びや気づきを待つことができ、アクティブラーニングの掲げる「主体性の重視」という理念を達成することができます。このように、ビデオカメラと大型ディスプレイという簡単なictメディアを通じて、学習者一人一人を大切にした、質の高い学びを目標とするアクティブラーニングが実現するのです。
参考:
音楽科におけるアクティブラーニングのあり方とは%e5%90%88%e5%94%b12

3.結論

アクティブラーニングの授業では、「学習者が自身の力で発達していく」ことが目指されています。今回取り上げたような、ビデオカメラと大型ディスプレイを用いた、新しい音楽の授業はこれからの時代に必要な「生きる力」を学習者に身に着けさせることができます。学びも時代の流れで進化していく概念であり、教師側もその時代の流れに合わせて、自身の「学び」を進化させていく必要があるのです。