中学校におけるictを活用した国語科のアクティブラーニングの事例

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ictを使用すると、アクティブラーニングが円滑に進行すると言われています。学びの新しいメディアとして、ictを活用するのはこれからの時代に大切なことです。今回の記事では、中学校におけるictを活用した国語科のアクティブラーニングの事例について紹介したいと思います。黒板とチョーク、教科書とノートという古いメディアのみにとらわれるのではなく、1つの「アイディア」として、この記事を参照頂ければ幸いです。
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1.登場人物の心情についてグループで語り合い

今回紹介するのは、岡崎市葵中学校の国語の授業です。まず、教科書の登場人物の新庄風景について、学習者に考えさせます。ここで、人物や場面のヒントとなる描写について考えさせるのがポイントです。そして、それをグループごとに語り合わせます。協同学習を軸に、1人の意見を、グループで共有することにより、思考の洗練化を目指します。ここで、各グループに小さなホワイトボードを用意します。語り合いでまとめた考えを、ホワイトボードで整理させるのです。ここでは、文字情報のみならず、絵や図なども用いて、視覚的にまとめることを促します。アクティブラーニングの主眼である「表現力」を養うために、自分たちの語り合いの成果を、うまく聴衆に伝えるように「表現」させることがポイントです。
岡崎市立葵中学校
言語活動を通じてつくる国語の授業

2.語り合いの発表

語り合いのまとめが終わったら、各グループでそれを発表させます。ここで、グループがまとめたホワイトボードに書画カメラを設置します。それを大型ディスプレイで映し出すのです。こうすることにより、各グループのまとめた発表を、ズーム機能を用いることによって、ディテールにまで及ぶ、ダイナミックな発表が可能になるのです。書画カメラには撮影機能も付いており、よい発表は、記憶することができます。従来は、模造紙などを使用して、発表を行っていたことが多いと思いますが、模造紙を用意するのは、教師にとって大変ですし、学習者にとっても、模造紙に発表をまとめるのは時間がかかり、各グループに1つの模造紙しか用意されないため、記憶することが困難でした。ホワイトボードと書画カメラ、大型ディスプレイを使用することによって、模造紙の持っていた機能を全て代用することができ、さらにズーム機能などによって、細部にわたる点検も可能です。そして、カメラで撮影しておけば、学習者一人ひとりに配布することができます。ictを使用した国語科の発表の授業では、これまでのアナログ式の方法に対する代替案として機能するだけでなく、従来のアナログ式の方法よりも、洗練された授業を展開することが可能になってきます。
参考:
wikipedia「書画カメラ」
EPSON 書画カメラ
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3.結論
今回、中学校におけるictを活用した国語科のアクティブラーニングの事例をまとめました。もちろん、ictを用意するのは容易ではなく、学校全体で取り組むことが今後の課題とされます。まずは、1人の教師が立ち上がり、周囲の教師を巻き込んで、ictを活用したアクティブラーニングの「効果」を実証することが先決ではないでしょうか?それによって、学校全体の取り組みとして、アクティブラーニングの「良さ」は伝播していくものと思われます。