アクティブラーニングで発表・調べ学習をするには…

Pocket

アクティブラーニングの実践例として、発表・調べ学習がよく取り上げられます。小学校、中学校、高等学校、あるいは大学でも、学年を選ばず実践できる活動として、好評を得ているようです。この記事では、アクティブラーニングで発表・調べ学習を行うための手順や留意点についてまとめています。今回は、特に特定の教科に特化するはなく、発表と調べる活動に関して、全体的に言えることについてまとめてあります。

%e5%ad%a6%e7%bf%926

1.アクティブラーニングと発表・調べ学習の関係

アクティブラーニングと発表・調べ学習は相性が良い関係にあります。アクティブラーニングの目標である「主体的に行動して学習する」ということを、直接的に実践できるのが発表・調べ学習だからです。自身の力で、試行錯誤しながら調べ、それをどのように他の学習者に提示したらよいか考え、実際に発表する、という過程そのものが、アクティブラーニングを実際的に活用していることになります。単に知識をつけるのみならず、それを自分自身の力で調べて、発表することは、インターネットや人工知能が発展する現代の世界には、ますます必要とされる「能力」となっていくことでしょう。
参考:
アクティブラーニングとはなにか

2.調べる際の留意点)

単に学習者に「調べなさい」と言ったところで、学習者は困惑するだけでしょうj。そこで、「調べ方」を学習者は知る必要があります。方法としては、(1)本で調べる、(2)インターネットで調べる、、(3)他者に尋ねる、という3つの方法が考えられます。(1)の場合、図書館の利用法、検索方法を学習者に伝える必要があります。また、本を見つけたら、目次などから必要な情報を探索することなど、「本を使用した際の調べ方」を伝える必要もありますj。(2)の場合、インターネットにおける必要最低限のモラルは、学習者に伝えておく必要があります。インターネットの情報源は無限に、そして無償にあるという誤解は除去して、インターネットを使用した効果的な調べ方を伝えなければなりません。(3)の場合、効果的なインタビュー方法などを、学習者に伝える必要があります。このように、単に調べるように「指示」するだけではなく、調べる方法を「指導」することが、アクティブラーニングの成功には不可欠です。
参考:
調べ学習の手引き

3.学習者同士の話し合いでの留意点

調べるソースが整ったら、実際に発表するための本格的な準備に入ることになります。発表はグループで行うことが一般的です。これまでの過程はあくまで下準備であり、ここからがアクティブラーニングの醍醐味であり、重要な部分であります。いかに「他者と協力して発表を作るか」ということを記憶していなければなりません。グループ内で役割をきちんと分けて、その役割を果たすことを重点的に指導している必要があります。他者と協力するという「協同学習」がアクティブラーニングの柱の1つであるため、ここを雑に行ってしまうと、アクティブラーニングによる教育効果は望めません。
参考:
話し合いが成立するために(大村はまの世界)

%e5%ad%a6%e7%bf%925

4.結論

今回は、アクティブラーニングの実践例として頻繁に挙げられる「発表・調べ学習」についてまとめました。あくまで学びの主役は「学習者」であり、教師はそれを支える「ファシリテーター」としての役割に従事するべきです。学習者が主体的に活動に取り組み、他者と協力して、ゼロから生み出す力を育てる、というアクティブラーニングの柱を確認しておくことが大切でしょう。