現在の『アクティブラーニング』とは?

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日本の学校教育では、「アクティブラーニング」が叫ばれています。しかし、アクティブらー二ングがどのようなものであるか、理解している人は少ないのではないでしょうか?この記事では、アクティブラーニングについてまとめています。

1.アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは、一言でいえば、「従来の講義型の授業に対して、生徒の能動的な学習への参加を取り入れた教授法・学習法」のことです。従来の講義型の授業では、教師が情報を生徒に、一方通行に伝達することが主眼とされていました。それに対して、アクティブラーニングでは、学習者が自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断することがねらいとされています。このような指導法により、「汎用的能力」を養うことが目標です。そのために、「他の学習者と協力しながら学びあう」という「協同学習」も柱とされています。

2.なぜ、アクティブラーニングなのか?

情報化社会が進み、世の中のコンピュータは進化しました。そうした背景の中、「知識はインターネットを使えば誰でも手に入る時代」に入りました。従来の知識偏重型の教育は、インターネットに取って代わられようとしています。また、人工知能の発展で、従来、身に着けた能力は、人工知能でも置き換えが可能になってきています。そこで、学習者は単なる知識の習得のみならず、自分で課題を発見し、それを考えることにより、解決する能力が求められるようになったのです。つまり、情報化社会を生き残れるよう、コンピュータではできない力を身に着けるために生み出されたのが、アクティブラーニングです。

3.アクティブラーニングの効果

アクティブラーニングの柱は、先ほど言った通り、「協同学習」です。教師の一方通行の解説を聞くよりも、学習者がお互いに学びあい、課題を解決するような「探求」が求められます。それにより、学習者は自分たちのペースで学習が進み、学習が得意な子も不得意な子も、全員がレベルアップをすることができるようになります。授業で発言するのが苦手という学習者も、他の学習者のサポートにより、発言ができるようになるという効果もあります。この「協同学習」により、学習者は社会に出て必要な「生きる力」を身に着けることができるようになるのです。

4.結論

アクティブラーニングとは、情報化社会の中で生まれた「学習者の能動的な学び」のことです。近年、注目されていますが、あまりの急進的な流行のため、「総合的な学習の時間」と同じように、一種の「祭り」のようにとらえられています。これを単なる「祭り」として終わらせるのではなく、「アクティブラーニングを通して出てきた成果と功罪」を、十分に議論し、考慮していく必要があります。教師と学習者による「協同」で、アクティブラーニングは進化していくのです。